颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
それができたら、なんの問題もない。
桐生颯悟が「まさか行かないよね?、みのり♪」的なことを言うかと思っていたのに、アテはハズれた。
「それがですね、颯悟さん、お見合いに反対するどころか、勧めてきてですね。だから、なんか、ショックで。颯悟さんはケッコンとか考えてないのかなぁ、と」
「そんなことないと思うけど?」
「だったら、なんで止めてくれないんですかね。少しぐらいイヤそうな顔をしてくれてもいいのに、にこにこして、楽しんできなよって」
「そうねえ」
どことなく冷たい声質に私は顔を上げた。
ちょっと冷めた瞳で私を見下ろしていた。
「早百合さん?」
「なんか、桐生さんの気持ちも分かるなあ」
「え、ええっ?」
「だって、みのりさんが桐生さんの……あ、いらっしゃいませ。空いてるお席に。みのりさん、ごめんね。またあとで」
早百合さんはそう言うと、メニュー表を持って客席に出て行ってしまった。
私が桐生颯悟の……何?
桐生颯悟の暫定彼女?
桐生颯悟のおもちゃ?
桐生颯悟の暇つぶし?
中途半端の言い残し、気になるんですけど??
*―*―*
翌日、金曜日。
桐生颯悟からの連絡は全くない。電話もメールもなければ、会社でばったり会うこともなく。
桐生颯悟が「まさか行かないよね?、みのり♪」的なことを言うかと思っていたのに、アテはハズれた。
「それがですね、颯悟さん、お見合いに反対するどころか、勧めてきてですね。だから、なんか、ショックで。颯悟さんはケッコンとか考えてないのかなぁ、と」
「そんなことないと思うけど?」
「だったら、なんで止めてくれないんですかね。少しぐらいイヤそうな顔をしてくれてもいいのに、にこにこして、楽しんできなよって」
「そうねえ」
どことなく冷たい声質に私は顔を上げた。
ちょっと冷めた瞳で私を見下ろしていた。
「早百合さん?」
「なんか、桐生さんの気持ちも分かるなあ」
「え、ええっ?」
「だって、みのりさんが桐生さんの……あ、いらっしゃいませ。空いてるお席に。みのりさん、ごめんね。またあとで」
早百合さんはそう言うと、メニュー表を持って客席に出て行ってしまった。
私が桐生颯悟の……何?
桐生颯悟の暫定彼女?
桐生颯悟のおもちゃ?
桐生颯悟の暇つぶし?
中途半端の言い残し、気になるんですけど??
*―*―*
翌日、金曜日。
桐生颯悟からの連絡は全くない。電話もメールもなければ、会社でばったり会うこともなく。