颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
観音開きになったパーティションからペーター徳田が顔を出した。
「どうしたの、みのり。早くキス」
「いや、あの、その。ちょっと取り込み中でして」
「勤務外なんでしょ?」
「急に勤務中になりまして! 折り返し掛けますんで! じゃあ」
プツ。通話を切る。
「な、なんですか急に!」
「打ち合わせですよ。なにか?」
「だって」
「麦倉さんはなにしてたんですか?」
「颯悟さんと電話でキ……別になにしててもいいじゃないですか!」
「自分の身の上が掛かった出向で遠恋の恋人とキスですか? ずいぶんと余裕ですね。僕はあのデータの解析をしてるのに」
ペーター徳田は振り返るように自分の部屋をチラ見した。あっちのデスクの上に積まれた書類、書籍。
「いいご身分ですね、御曹司の恋人は」
「そ、そういう訳では」
「じゃあ手伝ってくれます? あと出向中は仕事に集中してもらいたいのでプライベートな行動は控えてもらえますか?」
「どうしたの、みのり。早くキス」
「いや、あの、その。ちょっと取り込み中でして」
「勤務外なんでしょ?」
「急に勤務中になりまして! 折り返し掛けますんで! じゃあ」
プツ。通話を切る。
「な、なんですか急に!」
「打ち合わせですよ。なにか?」
「だって」
「麦倉さんはなにしてたんですか?」
「颯悟さんと電話でキ……別になにしててもいいじゃないですか!」
「自分の身の上が掛かった出向で遠恋の恋人とキスですか? ずいぶんと余裕ですね。僕はあのデータの解析をしてるのに」
ペーター徳田は振り返るように自分の部屋をチラ見した。あっちのデスクの上に積まれた書類、書籍。
「いいご身分ですね、御曹司の恋人は」
「そ、そういう訳では」
「じゃあ手伝ってくれます? あと出向中は仕事に集中してもらいたいのでプライベートな行動は控えてもらえますか?」