颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「噂ではもう挙式会場も押さえてるって話ですよ」
「はい?」
「都内屈指の高級ホテルで、まずは取引先と社内重鎮を呼んで派手に1回、そのあとに互いの親族と友人たちで和やかに1回、最後に政財界に詳しいかたを呼んで内密に1回」
「ん? って3回も?」
「会場に入りきらないってのもありますが、あまり一度にたくさん招待すると全員に挨拶ができなくなるからとか。御曹司も大変ですよねえ、政略結婚だと。花嫁さんは何回もお色直しできて喜んでるって。全部違うドレスを着るらしいですよ、しかも全てオートクチュール」
「はあ、そうなんですか。御曹司ってほんとに……って、ちょっと待って。あまりにも具体的過ぎですよ」
「だから。もう決まってるんですよ。言ったじゃないですか、麦倉さんは遊ばれて捨てられるって。そもそも颯悟副社長は社長の言いなりですから結婚しますよ」
「言いなりって」
「社長には絶対服従ですよ、彼」
ん? 待てよ。確かに社長のいうことに逆らえない部分はあったかと思う。お見合いの電話だって結局押し切られてたし。
まさか、お見合いもそのまま社長に押し切られてたりして。
「はい?」
「都内屈指の高級ホテルで、まずは取引先と社内重鎮を呼んで派手に1回、そのあとに互いの親族と友人たちで和やかに1回、最後に政財界に詳しいかたを呼んで内密に1回」
「ん? って3回も?」
「会場に入りきらないってのもありますが、あまり一度にたくさん招待すると全員に挨拶ができなくなるからとか。御曹司も大変ですよねえ、政略結婚だと。花嫁さんは何回もお色直しできて喜んでるって。全部違うドレスを着るらしいですよ、しかも全てオートクチュール」
「はあ、そうなんですか。御曹司ってほんとに……って、ちょっと待って。あまりにも具体的過ぎですよ」
「だから。もう決まってるんですよ。言ったじゃないですか、麦倉さんは遊ばれて捨てられるって。そもそも颯悟副社長は社長の言いなりですから結婚しますよ」
「言いなりって」
「社長には絶対服従ですよ、彼」
ん? 待てよ。確かに社長のいうことに逆らえない部分はあったかと思う。お見合いの電話だって結局押し切られてたし。
まさか、お見合いもそのまま社長に押し切られてたりして。

