颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
正面奥、デスクの向こうにはシルバーグレイの大柄な男性がいた。社内報でしか見たことのない、我がイエロードット電子株式会社の代表取締役だ。
「今は社長じゃなくていい。颯悟、お前の許嫁が来てるんだ。いつものように父さんで構わないよ」
はい? 社長を父さん?
って、このモデル男……社長の御曹司??
「社長……いえ、お父さん。今日は僕の恋人を連れてきました」
「おいおい、何を言ってるんだ、祐理恵さんの前で」
無駄に広い空間には応接セットが2組。手前のソファには髪の長い女性が座っていた。軽やかな白のスタンドカラーのシャツの中に紫のタンクトップを着用、その胸元からはちきれんばかりの肉の塊がのぞく。その割にウエストは細く、黒のタイトスカートから伸びる足はカモシカのよう、ふくらはぎは適度な膨らみを持つ。きゅっとしまった足首。ラベンダー色のハイヒール。
スペック高そうな女性だ。
見た目で戦うボクシングがあるなら1Rでノックダウン、テニスなら5セットストレート負け、剣道柔道なら一本負け。
だって、対する私は身長158センチ、体重○○キロ、胸はパッドを2枚縫い込んでようやく人並みの丸み。髪は肩につかない程度のボブ、奥二重、丸顔の童顔。見た目も中身もごくごく普通の一般的女性だ。
「こちらは麦倉みのりさん。支社から今日付けで本社に来たんだ。ほら、ご挨拶して?」
痛い。またつねられた。
「はははじめまして。仙台支社から参りました麦倉みのりです。そ、颯悟さんとは半年前に知り合って、お付き合いさせていただいております」
「僕、みのりさんと結婚したいと思ってる。父さん、いいかな?」
「また物騒だな、颯悟」
「今は社長じゃなくていい。颯悟、お前の許嫁が来てるんだ。いつものように父さんで構わないよ」
はい? 社長を父さん?
って、このモデル男……社長の御曹司??
「社長……いえ、お父さん。今日は僕の恋人を連れてきました」
「おいおい、何を言ってるんだ、祐理恵さんの前で」
無駄に広い空間には応接セットが2組。手前のソファには髪の長い女性が座っていた。軽やかな白のスタンドカラーのシャツの中に紫のタンクトップを着用、その胸元からはちきれんばかりの肉の塊がのぞく。その割にウエストは細く、黒のタイトスカートから伸びる足はカモシカのよう、ふくらはぎは適度な膨らみを持つ。きゅっとしまった足首。ラベンダー色のハイヒール。
スペック高そうな女性だ。
見た目で戦うボクシングがあるなら1Rでノックダウン、テニスなら5セットストレート負け、剣道柔道なら一本負け。
だって、対する私は身長158センチ、体重○○キロ、胸はパッドを2枚縫い込んでようやく人並みの丸み。髪は肩につかない程度のボブ、奥二重、丸顔の童顔。見た目も中身もごくごく普通の一般的女性だ。
「こちらは麦倉みのりさん。支社から今日付けで本社に来たんだ。ほら、ご挨拶して?」
痛い。またつねられた。
「はははじめまして。仙台支社から参りました麦倉みのりです。そ、颯悟さんとは半年前に知り合って、お付き合いさせていただいております」
「僕、みのりさんと結婚したいと思ってる。父さん、いいかな?」
「また物騒だな、颯悟」