きっと、君だけ。
「なんで私の連絡先なんかいるの? 尾崎くんには必要ないでしょ?」
「めっちゃ必要」
「なんで!?」
あまりのしつこさに、私のキャラが崩壊しつつある。
こんなに大声出すキャラじゃないんだよ、私。
「だって、会えない間も藤咲さんに好きって伝えれるじゃん」
「……なっ」
「他の奴らよりもたくさん、藤咲さんと何かで繋がっていたいもん。
俺以外の奴と連絡とってるんじゃないかとか、そういうの想像するだけでムカつく」
ムスッとしながら、そんな子供じみたことをいう尾崎くん。
他のやつと……なんて、まさか。
「見てわからない? 私に友達がいるわけないでしょ? ましてや、連絡をとる男の子なんか……いるわけないよ」
これは事実だ。
私には友達と呼べるものもいないし、唯一連絡先が入ってる親とも、必要最低限しか連絡を取らない。
充電なんてしなくても、3日はもつ。それくらいに私はスマホを使わない。
何かを調べるときに使うくらいだ。