最恐ドクターの手懐けかた II
「奈々」
その声が大好きだ。
胸がきゅうっと甘い音を立て、頭が真っ白になる。
顔を上げると、遠藤先生が余裕のない顔で私を見ていた。
頰を染め、口元をきゅっと結んで。
「奈々、好きだ」
再び唇を塞がれ、息が出来なくなる。
頭がぼーっとしておかしくなりそうだ。
当直室の狭いベッドで身体を寄せ合い幸せを感じていた。
この時間が一生続けばいいのにと思った。
私はどうしてこの人に、こうも惚れてしまったのだろう。