最恐ドクターの手懐けかた II
相変わらず周りの人がクスクス笑いながら通り過ぎていく。
その視線が痛すぎて、大馬鹿遠藤先生を置いて逃げ出したい衝動に駆られるが……
「仕方ない人ですね」
ため息混じりに、彼に手を絡ませる。
ぎゅっと握ったその手が愛しくて、思わずにやけてしまった。
遠藤先生って私生活では大馬鹿なんだ。
仕事の時だけ人格が変わるんだ。
あの変な服たちも、周りの人を笑わせようとして買っているのかもしれない。