最恐ドクターの手懐けかた II
そうやって笑いながらスタジアムに到着すると、すでにそこは超満員だった。
青色のユニフォームに身を包んだ人がベンチに腰掛け、応援団みたいな人たちは歌なんて歌っている。
緑色の広大なピッチでは、トレーニングウェアに身を包んだ選手たちが、最終調整を行なっていた。
「階段上れるか?」
上部の座席を指差す遠藤先生を……
「あっ、琥太郎君!!奈々ちゃん!!」
すぐ側から呼ぶ声が聞こえた。
声のするほうを見た私は、
「みどりちゃん!!」
嬉しさのあまり、駆け出しそうになった。