最恐ドクターの手懐けかた II
そうか、あいつら三人つるんでまた馬鹿なことをしているのか。
だけど不思議なことに、健太はそれ以外私に何も言わなかった。
明らかに漢マンと接触しているのに、私の夫だと気付いていないのだろうか。
「もう諦めたら?
私も自宅に健太が来てるのは嫌だから」
そう言い放ってマンションに入った。
可哀想だけど、漢マンは健太のスカウトに乗らないだろう。
乗るはずがないだろう。
そして、私たちのあと僅かな二人の生活を脅かさないで欲しい。
なんとなくだけど、健太も気付いているのではないか。
漢マンのスカウトは無駄な足掻きだということに。
もうそろそろ、健太の姿も見納めかもしれない。