最恐ドクターの手懐けかた II




健太は心なしかやつれて見えた。

漢マンこと遠藤先生のスカウトが上手くいかないのだろうか。

遠藤先生を見る限り、そっち関係は興味がなさそうだし可能性はゼロだろう。

少し健太に同情してしまった私に、彼は予想外の言葉を吐いた。




「もう絶対無理なんだろうね。

俺、彼らに水鉄砲で水かけられたり、バナナ投げられたり、毎日心が折れそうだよ」




そうなんだ。

それにしてもなんと幼稚な攻撃だろう。

そして、



「彼ら?」



思わず聞き返した私に、



「イチゴミルクマンと俺の包丁マンもいるんだよ」



うなだれた健太は告げた。



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