最恐ドクターの手懐けかた II
それなのに……
「なぁ……」
ぞっとするような甘い声で囁き、じりじりと私に詰め寄る遠藤先生。
まるで獲物を見つけた肉食獣だ。
そして、その熱っぽい瞳に睨まれ、微動だに出来ない私は怯えた顔で彼を見る。
そんな私の顎を、くいっと持ち上げる遠藤先生。
うわっ、顎クイ!?
そう思ったのは一瞬で、甘い口付けが舞い降りた。
身体が痺れ、頭が真っ白になってしまう甘い甘いキスに酔う。
それはもう、カクテルを飲んだかのように。
不覚にも、遠藤先生が大好きだと思ってしまう。
そして、離して欲しくないと思ってしまう。