最恐ドクターの手懐けかた II
「お前、陣痛来て欲しいか?」
相変わらず熱っぽい瞳で見ながら告げる遠藤先生を警戒しながら頷いた。
正直、今か今かと陣痛を待つのも疲れた。
出産の恐怖に怯えるのも疲れたのだ。
そんな私に、彼は驚くべきことを告げた。
「知ってるだろ?
セックスすれば、陣痛が来るかもしれねぇこと」
その瞬間、
「はぁぁぁぁ!?」
大声を出していた。
大声を出しながら、すすすーっと部屋の隅まで移動していた。
この変態漢マンは、隙があればそんなことばかり考えているのか。
こんな時までセックスなんてふざけたこと抜かしているのか。
私はこのお腹を抱えて、そんな気分になれない!