最恐ドクターの手懐けかた II






ひときわ強い陣痛が押し寄せ、何かが出てきそうな力を感じる。

勝手に身体に力が入り、そう、俗に言う「いきみたくなる」。

完全に準備が整う前にいきむと、裂傷の原因にもなる。

だから必死にいきみを逃すが……身体がガクガクと震えた。

下半身に想像を絶する力が加わり、麻痺してしまいそうだ。

柵に捕まりぽろぽろと涙を流す私を見て……

遠藤先生は目に手を当てる。

そして、



「頑張れ……」



必死に腰をさすり、流れ落ちる汗を拭いてくれた。


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