紅色に染まる
そしてついに…


……ガキィン!


そういって鎖が切れた。


これで腕は自由になった訳だ。


さっきより腕に力がはいるみてぇだから足の鎖はすぐに取れた。


近くにあった棚には拳銃がある。


6発装填されていてすぐ撃てるようになっていた。


下ではドアの開く音。


多分父さんが帰ってきた音だろうな。


まさか二回も殺ることになるなんて…なァ?


階段を登ってくる音がする。


俺はドアの裏にそっと隠れ父さんを待つ。


そして…あいつが混乱している今…


背後から刺し殺す…!







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