僕と、野獣系の彼女
「…お前、ビールなんか…

未成年だろうが」

一応、怒ったように言ってみる

何と言っても、僕たちは高校生なのだ

まあ、彼女が応えるとは思えなかったけど

じいいいいっ…と僕の顔を見つめていた彼女は

「アッハハハハハーッ!」

いきなり、弾かれたように笑い始める

ひとしきり笑い転げた後、ふっと黙り込み

はああ、と海より深い、ため息をつく

やっぱり酔っ払いだ

いや、泥酔者だ

でも...

リンが、なぜここまで泥酔するに至ったのか

「リン、何が、あったの?」

なんとなく、胸騒ぎがする

朽ちかけたベンチの横に腰を下ろす

彼女の隣に

うっ、酒臭い!

赤い顔をして、地面を見続けてるリン

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