僕と、野獣系の彼女
僕はそっと、木の影に隠れる

そして、耳を澄ませる

「あんたたち、高校生でしょう!」

リンの声が、暗い公園に響き渡る

「なんだなんだ、余計なお世話だろうが!」

何事だ?暗くてよく見えない

相手も高校生なのか?

やめとけ、近寄るな!

かかわり合いに、なりたくないんだろ?

心の声が、僕をその場から立ち去らせようとする

それよりも…

何が起こっているのか、知りたいという好奇心が

木陰から、ちょっと移動する

冷え冷えとした、公衆便所の陰に

そこで、そこから見えたものは…

高校生4人…

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