僕と、野獣系の彼女
あれ?ヤンキーたちとリンの姿が

近づいてくる

何だもう、こっちに来るなよ

「おおおおおおっ!」

いや、ちょっと待てよ

なおも近づきつつある、ヤンキーたちとリンの姿

ヤンキーたち、こっちを見ている

ヤバい、気付かれた!

でも、よおく考えてみると…

近づいているのは…

僕だ!

僕が、ヤンキーたちとリンの方向へ

叫びながら、雄叫びを上げながら、突進しつつあるんだ

犯行現場に急行する、パトカーのように

早い話が、僕はリンを助けようとして、体が勝手に反応したのだ

いや、でも、どうするんだ、僕は?

< 24 / 147 >

この作品をシェア

pagetop