僕と、野獣系の彼女
僕は花たちに、カメラのファインダーを向ける

命短い花たちを、永遠に焼き付け、記録するために

ファインダーをのぞき、シャッターを切る

「もっと!もっと!
私たちを撮って!」

花たちの…いや、花の妖精たちの声が聞こえる

そう、花の間に、彼女たちが笑いながら踊っているのが見える

妄想かな?

僕は夢中でシャッターを切る

彼女たちを、彼女たちの美しさを、永遠に心にとどめておくために…
< 4 / 147 >

この作品をシェア

pagetop