愛されすぎて・・・
「結菜!」
「・・・なに」
負けた私はご機嫌ななめ。
でも、それを横目にテンションが変わらない真司。
「決めた!」
「なに?」
「結菜からのキスがいい!!」
・・・き、ききキス!?
この前したじゃん!!
「触れるだけじゃなくて、濃くて深いの!」
「・・・やだ」
絶対やだやだ・・・。
は、恥ずかしいし・・・
暗いとはいえ、まだ人がいるんだし。真司が平気でも私は平気じゃないし。
「結菜、恥ずかしいの?」
私の顔を覗き込みながら、近づく真司。
か、かっこいいから、余計に恥ずかしいし・・・
「可愛いね?」
「そんなことないから・・・」
「こっちおいで?」
真司の方へ近づくと、股の間に入って、向き合う形で座らせられた。