愛されすぎて・・・



そういえば・・・


「誰もいないの?」


「今日は、いない!母さんも父さんも」


「そうなんだ」


やけに静かだなぁって思ってたんだよね、さっきから。


私のお母さんが単にうるさいだけなのかと思った。


「良かったらさ、ケーキ食べない?」


「・・・ケーキ?」


「うん、私とお母さんで作ってきたんだけど・・・その代わり、味の保証はしないよ?」


若しかしたら、あまりうまくできてないかもしれない。


私たち、おっちょこちょいだから、塩と砂糖間違えてたりすりかもだし・・・


まあ・・・大丈夫だと思ってるんだけどね。


ケーキが入った紙袋を真司に渡した。


「開けてみて??」


喜んでくれるかな??


「・・・すげー!」



「本当に?」



「ああ!!」



< 358 / 365 >

この作品をシェア

pagetop