愛されすぎて・・・




会議中、私は話を聞かずに、ずーっと窓の外を眺めていた。



そうしている間に会議が終わって、みんなが会議室の外へ出て帰って行った。



「やっと終わったね?」



「ああ」



・・・まだ怒ってるのかな?



いや、怒ってるのかすらわからない。



全く読めないなぁ、心が。



「じゃーね?また明日」



急いで教室に戻ろうとしたんだけど、いきなりガシッと腕を掴まれて、阻止された。



・・・なんで??



「結菜ちゃんは・・・真司が好きなの?」



あ・・・ちゃん付けに戻ってる。


まぁいいや。



「わからない。でも、不意にドキッてすることが増えたの・・・今日はすごく甘えて来て、そういうのはじめてで「もういいよ」




「どうしたいいかわからなかったの」って言おうとした時に途中で被せて、涼真が私にキツく言い放った。



あまりにものキツさに泣きそうになる。



「ごめん。言いすぎた。あまりにも真司のこと楽しそうに話すから・・・ごめん」



「・・・ううん。いいの」


「じゃ、また明日な」



「うん」



手をヒラヒラと振って涼真を見送ったあと、急いで教室まで向かった。




< 74 / 365 >

この作品をシェア

pagetop