舞桜
だって、萩の君は、死んだもの!
死んでしまったのよ!

さぁ、嘆け。
泣け、泣き叫べ、そして、死になさい!

ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!


すぐに、萩の君の葬儀を執り行ったが、哀れなあれは、ずっと上の空であった。

帰りも、意識が朦朧として、馬から、勢いよく落ちていたわ。
盛大な音を立てて。

そうそう、あの、赤子。

骨の状態で生まれみたい。
でもね、その後、徐々に人の形を取り戻したみたい。
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