突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
「ありがとうございます」


お婆ちゃんに手を振ると再び外に出た。焼けつくような暑さに汗が滴る。バッグから日焼け止めを取り出すと塗り直した。


「あっつ~...中で食べるかぁ」


車のキーを持っていたので近くに停まっていた車を開けると助手席に乗り込んだ。中も蒸し風呂のように暑い。すぐさまエアコンをつけた。


「はぁ~あ、こんなんじゃ海でなんて遊べないよ...」


みんなで遊ぶ事を期待していただけに、どんどん気持ちが暗くなっていく。


人がほとんどいないから、目いっぱい楽しめると思ったのに...


車の中からみんなが遊んでいる様子が見える。大和くんと陽希くんはビーチバレーをしている。翔くんはサーフィンを楽しんでいた。


「みんな、いいなぁ...」


1人で車の中にいるのはすっごく寂しい。


...私、何の為にここ来たんだろ...


どうしようもない孤独感が私を包み込む。泣き出しそうになって目を潤ませていると、誰かが窓をノックした。
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