春恋
弥side



朝、重い身体を起こして、ご飯を食べ、着替えて家を出る。


起きたら通話がまだ繋がったままで、二人して寝ちゃってたのかな、それだったらなんか面白いな、なんて考えてた。


いつも通り学校について、友達とくだらない話をしながら、一日を過ごす。


高校二年生になって、特に変わることもなく、平凡な日々を過ごしている。
いちばん窓側の席になって、桜がきれいなのはちょっとラッキーかな。


軽く窓を開ければ、桜が舞って俺のもとまでおりてくる。



なんだかあの人を思い出すなあ。


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