不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「もう知らないっ!!」


俺の手から乱暴にマグカップを奪っていく月子の表情が一瞬曇る。



「つき……」


「司のばかっ」



伸ばした俺の手をすり抜けていく月子があの時と重なって見えた。



俺はまた彼女にそんな顔をさせるのか。



俺は、また。
同じことを繰り返すのか――。


< 257 / 264 >

この作品をシェア

pagetop