俺様アイドルはオタクなんです・・・
自信あります!
 

 私の名前は有川友梨奈。一見普通の・・・どこにでもいる25歳の女の子。

日本にいる普通のね・・・

 毎日毎日・・・普通の地味~な会社に通勤して・・・

雑用と言われる業務をこなして・・・本当に退屈だった。

与えられた仕事はきっちりとこなすけれど

どこか・・・そんな自分にも嫌気がさしていた。

ーーーーーー

いつもの楽しみは仕事の合間のランチ!

私の目の前にいるのは同期で仲良しの

木村彩実。

最近、彼氏ができたらしくいつもニコニコ。

それが逆に私を焦らせて悲しくさせる原因なのかもしれない。


彩実『あんた・・いつもそんな顔してるとできるものもできないよ?』

そんな顔ってどんな顔だよ・・・

若干ツッコミをいれたくなるけど。

知ってる。

最近の私は無表情で笑顔がないってことぐらい。

だって・・・つまらない。

友梨奈『ねえ?何か楽しいことないかな。』

彩実『はあ~・・・あんた、毎日そればっかり。早く、彼氏作って結婚でもしちゃいな!』

頼んでいたミートソースのスパゲティをおいしそうに頬張りながら

言う彩実。

彼氏もちの余裕ってやつか・・・

実に・・・うらやましい・・・

私もあんな余裕かまして過ごしたいわ!

目の前にいる彩実には本当に幸せオーラがでている。

あんなピンク色のキラキラオーラ出したいわ~

彩実『ほら、食べないと時間ないよ?』

友梨奈『あ~・・・午後からまた仕事~』

彩実『そう・・・仕事~でも、終わったらデートだから頑張れる~!!』

あ~・・・彼氏がいるってそういう楽しみもあるのか・・・

羨ましい・・・

実に羨ましい・・・


ーーーーーーーー

ランチを終えて自分の席に戻ると

そこには山積みの資料が・・・

何これ!しかも付箋には急ぎで処理の文字・・・

嫌気がさしたけど

やるしかない・・・

定時にあがるために私は急いでその資料の山に向かった。

けど・・・・

終わらない・・・

終わらない・・・

なんで?

だんだんあたりには人がいなくなって

オフィスの灯りもどんどん消えていく。

神様・・・

私、何か悪いことしました?

こんなつまらない毎日にどうしてなったのかな?

暗いオフィスに取り残されて

軽く絶望的に

現実逃避したくなった私。

そんな私にこの後

まさかの展開が起こるのです。

 
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