Am I What Colors?ー元姫の復讐ー〈リメイク版〉
「猫かぶりはそっちだろ?」
「...は?」
「真実をねじ曲げて、咲誇を貶めて。
お前の悪事なんかとっくにバレてんだよ」
これはきっと、翠斗や二階堂に向けた言葉じゃない。
彼らの後ろにいる奈緒への言葉。
彼女は戸惑ったように蓮央を見上げている。
「このまま嘘を突き通せると思うな。
咲誇を傷付けたこと、絶対に許さねぇ」
「てめぇさっきから何言ってんだ?
傷付いたのは奈緒だし、裏切ったのもそっちだろうが!!」
「...呆れたな。
世界No.1チームの幹部さんともあろうお方が、何が真実なのかすら見抜けねぇの?」
「はぁ...!?意味不明なんだよ!!
俺らに喧嘩売ってんのか?」
「あぁ、そうだよ。
お前らにはNo.1でいる資格はない。俺ら【睡蓮】がその座を引き継ぐ。
...つーわけで、こいつも俺が貰ってくから」
呆気に取られる翠斗たちを残し、私の手を引いて歩き出す蓮央。
振り向くと、奈緒が悔しそうに顔を歪めながら私たちを睨んでいた。