Am I What Colors?ー元姫の復讐ー〈リメイク版〉
蓮央がバイクを停めたのは、大きな大きなマンションの駐車場。
それを見上げる私の口は、あんぐりと開いたまま、閉じなかった。
だ、だってここ...
日本でも有名な億ションじゃん。
この男、こんなところに住んでるの?
相当な御曹司か何か?
私の父親も金持ちだったけど、さすがにここまでじゃなかった。
場違い感を抱きながらも蓮央についていき、煌びやかなエレベーターに乗る。
彼が押したのは最上階のボタン。
...目眩がしてきた。
いや、頭も痛いかも。
普通に最上階に向かってるけど、もはやこの男とは住む世界が違うんだと思う。
本当に何者...?
「...あぁ、心配すんな。
俺は一人暮らしだから、親はここにいない」
頭を抱えている私を見て、何を勘違いしたのか、見当はずれなことを言い出した蓮央。
いや、今のでますます頭が痛くなった。
億ションの最上階に高校生が一人暮らし?
そんなの聞いたこともない。
頭おかしいんじゃないの、こいつの親。
住む場所もない私みたいなのもいるのにさ。
日本って貧富の差が激しすぎじゃない?