詩集 風の見たもの
【涼風(りょうふう)】

夏の終わりに吹き過ぎる、ちょと冷たいそよ風は、
天地の熱をさましつつ、秋の兆しを思わせる。
長年の友、草木も、枝葉で共に唄い出す。
人の中には風の音(ね)に、驚かされる奴もいる。
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