偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎
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彼らは六甲アイランドにあるマンションに住んでいた。

来客用の駐車場に車を停め、先に降りた智史が稍に手を差し出した。
稍が智史の手をしっかりと握る。
二人はがっちりと「恋人つなぎ」して、マンションのエントランスへ向かった。

降りてくるエレベーターを待ちながら、智史がたった今着いたことをスマホで告げる。

箱が一階に降りてきた。

稍は隣にいる智史を見上げた。
智史が「あの頃」の笑顔になる。

……だけど、あたしたちはもう、あの頃のような「子ども」とは(ちゃ)う。

稍も智史を見上げて、にこっと笑う。


二人は箱に乗り込んだ。

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