偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎
……ときどき、やさしい顔になって、稍に甘い声で囁くのは「デレる」っていうことなのだろうか?
稍は思いを巡らす。
……でも、あれは、あたしで都合よく性欲を処理したいときなんじゃないのかなぁ?
そして、一度はじめたら際限ないくらいの精力だから、たとえ自分みたいなのが相手であろうと満たすためには「手段」を選んでいられないのだろう、と結論づけた。
しばらく黙ったままの稍を見て、小林は深ーく肯いた。
「いいですよ、麻生さん、なにも答えなくて。
……小林は理解しました」
小林は厳かに言った。