偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎
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幹部たちと会食を終えた智史は、一度会社に戻った。
今日は稍が元の職場の同僚と食事に行っているから、帰ってもだれもいないからだ。
いつの間にか真っ暗な家に帰るのがイヤになっていた。
会食では、ようやく身を固めた智史に幹部たちが今までにない「同志感」を出してきた。
まだまだ日本の社会では「結婚すると一人前」だという気風が蔓延っているのだということを、まざまざと思い知らされた。
こんな新興の会社ですら、そうなのだ。
だが、悪い気はしない。
「妻」という守るべき家族ができて、より一層仕事に打ち込める。
男ってのは、守るべきものができるとこんなにも力が出るのか、と噛みしめるように思う。
子どもができると、さらになお一層感じるのだろう。
会社では石井と麻琴が残業していた。
麻琴がスマホを差し出す。
「……青山さん、これ、ややちゃんが忘れていったの。おうちで渡してくれないかしら」
智史は「あぁ、悪い」と言って、稍のスマホを受け取る。よりによって、出かけたときにスマホを忘れるとは。
……迎えにも行けないじゃないか。
幹部たちと会食を終えた智史は、一度会社に戻った。
今日は稍が元の職場の同僚と食事に行っているから、帰ってもだれもいないからだ。
いつの間にか真っ暗な家に帰るのがイヤになっていた。
会食では、ようやく身を固めた智史に幹部たちが今までにない「同志感」を出してきた。
まだまだ日本の社会では「結婚すると一人前」だという気風が蔓延っているのだということを、まざまざと思い知らされた。
こんな新興の会社ですら、そうなのだ。
だが、悪い気はしない。
「妻」という守るべき家族ができて、より一層仕事に打ち込める。
男ってのは、守るべきものができるとこんなにも力が出るのか、と噛みしめるように思う。
子どもができると、さらになお一層感じるのだろう。
会社では石井と麻琴が残業していた。
麻琴がスマホを差し出す。
「……青山さん、これ、ややちゃんが忘れていったの。おうちで渡してくれないかしら」
智史は「あぁ、悪い」と言って、稍のスマホを受け取る。よりによって、出かけたときにスマホを忘れるとは。
……迎えにも行けないじゃないか。