君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。
だからなのか、俺は自分が辛い時に我慢してしまう癖があるらしい。
我慢というか、自分が辛いことに気付かない、といった方が正しい気がする。
逢も、そういう感じなのだろうか。
だって、前の世界の逢の葬式には母親らしき人は居なかったから。
…なんだかなぁ。
人の心が読めたりする道具はないのだろうか。
なんて馬鹿なことを考えてはため息をつく。
「…ふぅ、できた」
作り終えた料理を皿に盛り付け、テーブルへ置く。