君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


「……うん」

大丈夫。

夏休み中に、逢が裕也のことを意識してくれるといいけど…


…俺には、時間が限られている。

何としても、二月までには…

あいつを幸せにしてくれる人を、傍においてあげないと。


それが、裕也であって欲しい。

ほんとに、いいやつだから。


「…いいやつなんだよな、裕也は」

俺より全然、逢のこと幸せにできる。


全然わかってやれなかった俺よりも、

きっと─────

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