君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


中学生という、一番心が安定してなくて、何が悪いのか、いいのか判断がつかない時期。


『逢ちゃんのお母さんほんとに最低だよ!ね、逢ちゃん辛かったら私の家においで〜』

仮にも自分の母親を、貶されるのは、いい気はしなかった。


『お父さんは何してるの?なんでとめないの?お父さんは暴力のこと知らないの?』

『…でも、そんなお母さんと結婚したお父さんもお父さんだよね…言っちゃ悪いけど』

そう思ってるなら、なんで声に出した。


無責任な同情と非難に、ふつふつと湧き上がってくる何かが、真っ黒になった私をさらに深くへと沈ませてゆく。


何故か多かったのは、お父さんを馬鹿にする声で、それだけは、どうしても許せなかった。



なんにも知らないくせに、なんにも知らないくせに、なんにも、知らないくせに……

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