君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


「…っざけんな、やだよ…っ、逢っ!」



死なないで。

そばにいて。



何で、死ぬのは俺のはずなのに。

逢は、幸せになるはずなのに。


なんでなんだよ。



「…あ、うっ、死ぬなよ…っ」



いくな、いかないで。


「……なぁ…逢ってば…」


俺を、おいて、逝かないで。



「…頼むから……、逢…」



なぁ、、、お願いだよ……




「俺を、ひとりに、しないで……」








─ただ、君だけは、生きていて。─




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