誠の華−ユウガオ−



歳さんの胸で泣いてからしばらく一人で考えていた。


私が総司にしてあげられることは何か。


慰めの言葉も労わりの言葉も健康な人間から言われても薄っぺらく聞こえるだけだ。


私には医学の心得もないし労咳についての知識だった全くない。


本当に側にいることしか出来ないだろう。


でもそれで良いのか。


「ふぅー。悩んでも仕方ないか!」


きっと目が腫れてるだろうから顔を洗って少し冷やしてから総司に会いに行こう。


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