誠の華−ユウガオ−
ー原田sideー
「平助!!!」
「っっっ!!!」
ガキンッッッッ
勢いよく襲いかかった俺に素早く反応した平助の刀と俺の槍がぶつかった。
他の御陵衛士の連中から引き離すべくどんどん平助を路地裏へと追い込む。
「平助っ、お前は逃げろ!今なら誰にも気付かれずに逃げられる。早く行け!!」
そう言うが平助は一向に逃げようとしない。
刀を握る自分の腕をひたすらに見つめるだけだった。
「何してんだよ!!俺にお前を斬らせるつもりか!!」
胸ぐらを掴んで強く言うと平助はへらりと柔らかい笑みを浮かべた。
「斬ってくれよ、左之さん」