わたしはあなたにときめいてます
「お母さんから……。
良かったじゃないですか!!!」

良かったです……。

「はい。明日の夜に会う約束をしてます」

会えるんです……。

「そうですか!!!」

「母の元で暮らす事になると思います」

わたしは…この家から出て行く事になります……。

「そうでしょうねぇ」

「そうなったら、花梨さんと別れる必要ないですよね。わたしがこの家で暮らさなくなれば」

「香澄さん。
夕食を食べましょう。
お腹、空いてるでしょう?」

「吉広さん」

「私はお腹が空いてます。
食べましょう?」

「はい」

吉広さん……。

「おはようございます」

何故ですか?

「…おは…よう…ございます…」


『花梨さんが好きじゃないんですか?』

『分からないです……』

花梨さんの事…好きじゃなくなったんですか?

♪♪♪~♪♪♪~♪♪♪~。

スマホの着信音が鳴り、画面を見ると

「お母さん…」

〈もしもし〉

〈もしもし? お母さんだけど〉

〈はい〉

お母さんだ……。

〈今日の夜に会うっていう約束。

ごめんだけど、無しね〉
< 19 / 61 >

この作品をシェア

pagetop