わたしはあなたにときめいてます


『一緒に居てくれ…』

『君が側にいて欲しいって…』

わたしの手を…離したくないの?

ドクン。

「わたしはここに居ます。あなたが手を離してもわたしはここに居ます。だから、わたしの手を離して下さい」

「……分かった…」

彼がわたしの右手から少しずつ、少しずつ、少しずつ…離れていった…。

「ありがとうございます。おやすみなさい」

ギュッ。

「おやすみ…」

彼はわたしを両手でギュッと捕まえると、すぐに解放して部屋から出ていった。

わたしはその後すぐに部屋のドアの鍵をかける。

そして、わたしは寝心地の良さそうなベッドにダイブした。

「ドキドキする…。ドキドキする…。ドキドキする…。
ドキドキする!!!」

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン…。

「何なの? あの男!!!
体から溢れてるフェロモン? がすごいから!
声も吐息混じりでエロいから!
ドキドキする…。
見るだけでドキドキする…。
言葉、行動、全てが甘いから!
ドキドキする…。
思い出してドキドキする…。
ドキドキしすぎて…本当に死にそう!!!

なのに…会えないのは嫌……。
どうすればいいの…? おかしいよ…わたし…。
怒りが出てたし…。本当におかしい……。
あ~もう!!
お風呂に入って、眠ろう!!!
どうすればいいかは明日考えよう!!!」
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