わたしはあなたにときめいてます
考えるつもりだったのに…。
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン…。
「何でわたしの隣で寝てるの?」
朝、わたしが目を開けると、彼の寝顔があった。
無防備で子供みたいに愛らしい寝顔が…。
ドクン。
「それと昨日わたし、部屋に鍵をかけたよね?
うん。かけてる。ちゃんと覚えてる!! なのに、この部屋に居る……。
この部屋の鍵を持ってたって事? なら、部屋に鍵がついてても意味ないじゃん……。
…わたしに何もしてないよね……。
してない! してない! わたしの事好きか分からないって言ってたし……。
してないよね? って…寝てるからね……」
……ドクン。
「……涙?」
彼の右目の下の所が濡れている。
「怖い夢? 悲しい夢でも見てるのかな?」
わたしは彼の顔に右手を伸ばすと、親指で彼の涙をぬぐう。
「泣かないで……」
わたしは彼の涙をぬぐうと、彼の頭の方に手を伸ばす。
「俺に…触れたくなった?」
ドクン。
眠っていたはずの彼が何の前触れもなく目を開け、わたしの右手を掴んだ。
「違います」
触れたくなった…。
「触れたいじゃなくて、叩きたかったんです」
頭をなでてあげたかった…。
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン…。
「何でわたしの隣で寝てるの?」
朝、わたしが目を開けると、彼の寝顔があった。
無防備で子供みたいに愛らしい寝顔が…。
ドクン。
「それと昨日わたし、部屋に鍵をかけたよね?
うん。かけてる。ちゃんと覚えてる!! なのに、この部屋に居る……。
この部屋の鍵を持ってたって事? なら、部屋に鍵がついてても意味ないじゃん……。
…わたしに何もしてないよね……。
してない! してない! わたしの事好きか分からないって言ってたし……。
してないよね? って…寝てるからね……」
……ドクン。
「……涙?」
彼の右目の下の所が濡れている。
「怖い夢? 悲しい夢でも見てるのかな?」
わたしは彼の顔に右手を伸ばすと、親指で彼の涙をぬぐう。
「泣かないで……」
わたしは彼の涙をぬぐうと、彼の頭の方に手を伸ばす。
「俺に…触れたくなった?」
ドクン。
眠っていたはずの彼が何の前触れもなく目を開け、わたしの右手を掴んだ。
「違います」
触れたくなった…。
「触れたいじゃなくて、叩きたかったんです」
頭をなでてあげたかった…。