婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
深さ二十メートルくらいありそう。

その周辺は海水が冷たい。

突然、大きな魚影が見えてビックリ。

あれは何?

玲人君も気づいたのか、その魚影に顔を向けている。

日の光に当てられ、キラリと銀色に輝くその姿。

一メートル近くあるんじゃないだろうか。

その魚が視界から消えると、私も玲人君も顔を上げた。
「今の大っきい魚何?」

玲人君に聞いたつもりだったのだが、近くにいたインストラクターのお兄さんが答えた。

「あれは、GTですね」

「『GT』?」

カッコいい名前だが、何のことかわからない。

答えを聞いてもピンとこなくて首を傾げると、玲人君が捕捉説明をしてくれた。

「ロウニンアジのことを通称GTって呼んでて、釣り人に人気の魚だよ。大きいのだと二メートル近くあるんだ」

「へえ、玲人君くらいあるんだ。実際に目の前にいたらビックリだろうな」
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