女の賞味期限
そして、その時だった。

急に、玄関のチャイムが鳴った。

「誰だろう。」

私と大成君は、顔を見合わせた。

「はーい。」

立ち上がって、インターホンを見ると、知らない女の子が、立っていた。

「えーと、どちら様でしょうか。」

すると、彼女がインターホン越しに、私を見た。

何これ、めちゃくちゃ、可愛いんですけど!

大きい瞳に、バサバサのまつげ、つるつるの肌。

ああ、負けている!私、負けている。


そして私が、敗北を感じている時に、大成君が玄関にやってきた。

「どうしたの?誰だった?」

インターホンを見た大成君は、そのまま固まってしまった。

「あの……大成君?知り合い?」
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