女の賞味期限
誤解されないって、一触即発。

はい、私は大成君に似合わないオバサンですよ。

って、何で大成君の相手にならない事を、そんなに悔やんでいるんだ?

私だって、こんなに年下の男の子は、相手にならないって。

そして何故か、心の中でため息。


「ええっとね。これなんか、どう?」

恋愛物の棚に連れて行かれ、差し出されたのは、ラブコメだった。

「うん、いいね。」

とりあえず、受け取る。

「あとね、これ。」

次に差し出されたのも、ラブコメだった。

「これも、おすすめ。」

それもラブコメだった。

「ラブコメばっかりだね。」

「だって、アゲアゲの方がいいんでしょ。シリアスな失恋物じゃあ、泣くだけじゃん。」

あっ、そう言う事ね、と半分納得する。


もしかして私、シリアスな恋愛物を探していたのかもしれない。

だって、ラブコメって最終的にハッピーエンドで、ラブラブで終わりだもんね。



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