女の賞味期限
「遥香さんのスカート姿。見たかったな。」

「ははは……」

バレてないバレてない。

そして私達は一緒に、家を出た。

「ところで遥香さんは、いつも何時くらいに帰って来るの?」

「私?いつも18:30くらいかな。」

「じゃあ、俺もそのくらいに間に合うように、帰ってくるね。」

やばい。

これじゃあ、彼氏彼女じゃん。

いや、そんな事気にしていたら、疲れてしまう。

何があっても、期待しない。

このスタンスで行こう。


けれど、大成君の職場であるDVDショップは、私の家から10分程で着く訳で。

あっという間に、道が分かれてしまった。

「じゃあ、また夜に。」

「仕事頑張ってね。遥香さん。」

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