嘘つき怪盗と正直刑事は高校生
「おはぁょぅ、」

「おはよう花蝶!今日もいい朝だな。」

「おはよぉー!!花蝶姉さん!!」

「んー。おはよぉー!みんな。」

「花蝶。もうすぐでご飯できるからな。」

「「んー。わかった。」」


「いただきマース」

ポチッ

花月がテレビをつけた。


『今日のニュースをお伝えします。昨夜、~科学館の展示物、紅桜の数珠と戦火の勾玉が怪盗フラワーにより盗まれました。その後警察が科学館の館長~~氏を調べた所、科学館の展示物は、館長の手により不正に入手されていた物と発覚しました。この後館長は、逮捕されました。』

『いやー。この件、怪盗フラワーは、正義のヒーローに思えてきますね。』

『そうですね。

、、、では、次のニュースに移ります。』



「ファー!すごいよ姉さん!!ニュースになってるよ!!」

「そうだね。花月。だからそんなにはしゃがないで。」

「はーい!」


「おはよう!!花風ちゃん♡」

「おはよう。花雲。」

「なぁ花雲昨日も負けたんだってな?」

「傷をえぐるなよ。」

「ごめんごめん。でも珍しーなー。なんでも捕まえる三人刑事が、手こずるなんて。」

「そう?ただ捕まえたいだけだよ。」

「ふーんそうなんだ。」

「おはよう。花猫。」

「おはよう....その傷どうしたの?」

ギクッ

「あぁ~。昨日木の枝で引っ掻きちゃって、」

「なんで?」

今日は、しつこいな、、

「木の上にいて降りられない猫を助けようとしたら、ついうっかりね.....」

「そうなんだ。」

この傷の場所、、、昨日、怪盗が傷を負った場所と一緒だ。





*夜*

「ねぇ。今日僕、花蝶に違和感を感じた。」

「ん~?どんなとこ~?」

呑気そうに、花雲が言った。

「顔に、傷があった所。なんか妙におどおどしてたとこ。」

「そうー?」

「兄さん呑気すぎ!」

「サーセン」

もーーーーー兄さん!!

いやいや、冷静に冷静に

「とにかく、僕らは、もう、あの怪盗に惚れてるんだから、もし、怪盗が、あの3つ子だとしても、僕らのものにする!」

と、花策が言った!目の中に、炎が燃えている。

「そこまで決心ついてるなら、いいんじゃねーの?」

と、花雲が言った。目の中には、炎が散っている。

「よし!じゃあ!あいつらを徹底的に調べよう!」

炎が、舞い上がった、気がした。

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