嘘つき怪盗と正直刑事は高校生
バレる
あの日から僕らは、あいつらを見張った。

今に思うところがいくつもある。

あいつらは、怪盗に向いていると思う。

運動神経抜群者2名。

成績優秀者1名。

名前も、似ていると思う。

花風は、怪盗 風。

花蝶は、怪盗 蝶。

花月は、怪盗 月。

あいつらならありえる。







どうしてだろう。

最近刑事が、見張ってくる気が...いやーないない。

ほっておこう。

きっと気のせいだ。

別に私たちは、捕まってもいい覚悟は、出来ている。

惚れてるんだから、なんでも許してしまえ。







ボロが出た!

あいつらが、次の標的を決めた、という話をしていた。

あー。

本当にあいつらが、怪盗なんだ...

僕らは、賭けをしてみた。

今日、あいつらが、美術館に、忍び込んできた。

帰り際、あいつらに、一枚の紙を投げつけた。









今日、あいつらが、一枚の紙を投げつけてきた。

内容は、

『お前らの正体は、知っている。
明日の、午後、10時。学校の、教室で待っている。』

という内容だ。

ボロを出してしまった。

そう思った。

本当にバレてしまった。

今日でおしまいだ。

これが惚れた弱み、、、逆らえない。

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