その音が消える前に、君へ。



力のせいで壁にぶつかって、それに悩む時もあるかもしれない。


それは絢斗くんの音だったり、私の音だったり。


音が濁るのは何十年後なのか、何年先なのか分からない。


それはその時にならなければ、どうしようもないから。


でも私は自分の音が消える間際でも、後悔しないようにハッキリと告げるから。







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