White girl
「涼!助けて!」
この際何でいるか、なんてどうでもいい。
書類の束を抱えている涼に助けを求める。
「…はぁ、仁。話してあげて」
呆れたように、苦笑いで涼が言った。
すると私はベッドの上にぽいっと投げられた。
ちょっと…扱い雑すぎじゃないですか?
「仁、あの情報が……」
不貞腐れてる私を除け者にして、二人は何か深刻そうな話を始めた。
小声で何を言っているか全然わかんない。
…あーそうですか。私はもう用無しですか。
私はそっちの方面のことは聞いても分からないから、
部屋に戻ることにした。