小悪魔な彼


そうこうしているうちに


「可憐お嬢様ー,そろそろ仕度をしないと遅刻いたしますよー。」


と1階から葉山さんの声。


「わ…わかった!」


私も聞こえるように慌てて声を張る。


「…と言う訳なので。可憐さんは仕度をしてください。」


「でもっ…」


立ち上がった小森くんは
「ほんとに大丈夫ですから。」と優しく笑った。


ほんとかよ〜??
私の力半端ないからさ…


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